歴史
各区
せたな町内で現在までに約70もの遺跡が見つかっており、うち49か所が縄文時代の遺跡である。代表的なものは、瀬棚区の続縄文時代(約2300~800年前)に作られた「南川遺跡」、北檜山区の縄文時代早~前期(約8000~6000年前)に作られた「豊岡6遺跡」、大成区の縄文時代中~後期(約5000~3000年前)に作られた「都遺跡」。特に、「南川遺跡」出土の遺物は、続縄文土器や石器などの生活用具のほかに、住居跡、墓跡、工房跡などが総合的に発見された例が少なく、続縄文時代の生活を知る上で極めて重要と判断され、恵山式土器25点・石器208点が北海道指定有形文化財に登録され、瀬棚区の『生涯学習センター』で展示されている。その他、北檜山区の『せたな情報センター』や大成区の『大成郷土館』でも縄文時代(約8000年前)~アイヌ文化期(約800年前)の遺物を多数展示している。