歴史
瀬棚区
昭和7(1932)年に全通し、昭和62(1987)年3月15日の営業をもって廃線となった「旧国鉄瀬棚線」。約58年の間、長万部(国縫駅)から瀬棚までの「太平洋」から「日本海」の約48.4kmを結んでいた。主流だった瀬棚港を中心とした海上輸送や海上交通から鉄道輸送に変わり、せたなの産業・住民生活には欠かせない路線であったが、自動車の普及が進み赤字ローカル線となり廃線となった。現在、旧国鉄瀬棚駅の跡地には記念碑・駅名板・キロポストが残されており、旧国鉄北檜山駅は「函館バス㈱北桧山出張所」として現在営業している。所内の窓口やベンチは、北檜山駅の当時の姿を残している。瀬棚区の『生涯学習センター』には当時の駅内で実際に使用されていた「顔出し看板」や地元有志が作成した再現度の高い瀬棚駅のジオラマ等見どころが満載である。