神社
瀬棚区
瀬棚区の海近くに位置する神社で、豊漁や豊作、家内安全の祈願に訪れる方が多い。勧請年月は定かではないが、天保9(1838)年に再建されていることからそれ以前より、豊漁海上祈願のための小さな祠を建て祭っていたものと思われる。明治28(1895)年に現在の場所に移築された。神社は御祭神に「大物主神」、<こんぴらさん>と称される香川県の「金比羅宮」を奉斎している。<こんぴらさん>は明治22(1889)年に「金比羅宮」と改称されるまで、公式には「事比羅宮」が使用されており、社名は由緒あるものとなっている。社内の至る所に「金」のマークがあるが、近年一部が偶然にも「♡」(ハート)に見えることから縁起が良いと話題になっている。神社では、国重要無形民俗文化財指定『松前神楽』の保存・伝承活動が行われており、毎年2月の節分、4月の春祭り、9月の例大祭、11月の新嘗祭の計4回、社殿で披露されている。
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